作曲での”量か質か”に終止符を!音楽家は”量も質も”取れ!!

Guido Reni 「アタランテとヒッポメネス」 (1622年頃)

Guido Reni 「アタランテとヒッポメネス」 (1622年頃)

 
私の愛しいアップルパイへ
 
ここ最近私の中で非常に大きな変化が起きつつあります。
 
それは“量か質か?”という問題についてです。
 
自分の中では随分と昔から葛藤があった話なのですが、最近になってようやく解決の糸口が見えてきました。
 
音楽作品の制作に量のルールを決めるかどうか。作品制作において量を重要視するかどうか。ぼちぼち考えがまとまってきたので、数回に分けて整理します。
 
ちなみにこの話は地味にシリーズ化しているので、初めての方はこちらもどうぞ。
No1.プロセスをモデル化する作曲術

No2.作曲プロセスは4つのフェーズに分けられる

No3.これから新曲を作る人に捧げる!作曲のプロセスを3つにモデル化するアイデア

【コラム】音楽家に必要な能力は2つだけ
 

 

◇「”質”か?」

 

音楽に関わらず、何かを制作してアウトプットしている方であれば同じ悩みにぶつかるはずです。
 
この”量か質か?”という問題です。
 
私は音楽については一貫して”質”が最も重要だという立場を取ってきました。
 
それは当然で、我々は一曲一曲に最高の”質”を保証すべきです。音楽家の使命は“音楽という概念・文化をちぃとばかしマシなものにする事”に尽きます。
 
私の場合、一曲に半年かける事もありました。しかも必ず一曲完成するまで次の曲に取り掛からないというルールを決めていたので、一曲に半年かけるというと結構なもんです。
 
しばしばものを作る際に重視すべき指標としてQCDという言葉が使われます。これは「品質(Quality)、コスト(Cost)、納期(Delivery)」の三つを示しています。三つのバランスを考えましょうという時に使われる事が多い言葉です。
 
音楽の世界ではどうでしょうか。バランスで言うと「QQQQQ & QQQ & Q」くらいです。CとDは”二の次”どころか”十の次”、”二十の次”くらいです。

 

◇「”量”か?」

 

とは言え、音楽家にとって数多くの作品を制作し、発表していく事は、自身の成長にとって大きな意味を持っています。
 
それは作品を制作するという行為が”音楽という概念・文化をちぃとばかしマシなものにする事”という使命達成の目的とは別に、その行為自体に“資産価値”や”イノベーション価値”、”調和価値”を持つからです。
 
資産価値は知的資産が増える事。イノベーション価値は作品を多く作ることで、自身の課題を良く知り、新たな視点・考え方を生む事。調和価値は色々な方との人脈を築くもとでになる事です。
 
特に“イノベーション価値”は重要で、音楽家として成長するには”量”を多く作る事が一番の近道だと言えるでしょう。

 

◇「”量”か”質”か?」

 

さて、それでは「”量”か”質”か?」という冒頭の問題に立ち返りましょう。
 
“量”をとるが為に少しでも”質”が落ちたなら本末転倒です。”論理の倒立”だと言わざるを得ません。
 
そこで私が辿りついた回答は「”量”も”質”も!」です。
 
「”量”か”質”か?」なんて”なまっちろい”事は言いません。「”量”も”質”も!」です。両方とりに行きます。
 
そこには”折り合い”なんぞ存在しません。

 

◇「”量”と”質”を最大化して制作ペースを守る」

 

目的は決まりました。私は“量”と”質”はトレードオフの関係では無いと確信しています。
 
あとは”量”をどう定義するかですが、ひとまず目標は「毎月1曲」にしようと思っています。
 
私の今までのペースを考えたらとても不可能なペースです。
 
なので、実現する為にちょっとした仕組みを考えました。その具体的は方法は次回に。
 
貴下の従順なる下僕 松崎より


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